2012年5月6日

北条の竜巻

定例観察会で加波山に登っていた。昼食が終わったとたん、にわかに西の方から黒雲が押し寄せ雷鳴が鳴り響いた。間もなく雹の混じった大粒の雨が降り出したので、予定を変更して頂上まで行かずに下山した。途中で、Sさんから「北条が大変なことになっている」と携帯電話が入ったので、帰りに寄って様子を見ることにした。北条には何人もの知人がいるのだ。車は進入禁止で近づけない。雨の中を徒歩で街に入った。街の西半分でとくに被害が大きかったようだ。雨戸や窓ガラスが飛び散り、壁が剥がされ、斜めに倒れた電柱から電線が垂れ下がって看板が巻き付いている。幸い知人の家は被害を免れたが、道の脇では、老婆が、一瞬のうちに襲ったこの出来事が何だったのか判らないというふうで呆然と佇んでいた。
昨日、北条のポステンでコーヒーを飲みながら、マスターと街の将来について、夢を語り合っていただけに、その変わり様にはショックだった。


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