2012年5月8日

降り注いだもの

昨日から、庭を歩いていたらいろんなところに紙くずが落ちているのを目にした。拾ってみると、PTAの行事予定表や、英語参考書の切れ端、新聞紙などである。どこから飛んで来たのかと不思議に思っていたが、今日、それが判明した。先ほど拾ったのはガス会社からの請求書で、宛名が「M生花店」となっている。ネットで調べたら、このお店はつくば市北条の店で、竜巻が通過した付近に位置している。一昨日の竜巻で巻き上げられたものが、筑波山から東に伸びる尾根をいくつも超えて、山小屋の庭まで飛んで来たのに違いない。「このお店の被害はどうだったのだろうか」とか「この参考書を使っていた子どもは無事だったのだろうか」などと、いろいろな思いが頭を過る。きっと、多くの人の落胆と悲しみが、風と共に舞い上がり、筑波山一帯に降り注いだことだろう。


1 件のコメント:

RAMUNOS さんのコメント...

のばらさん、こんにちは!コメント有り難うございます。
竜巻は誰のせいにすることも出来ないだけに、この悲しみを何処にぶっつけたらいいのか解らないですね。昨日、125号線を走って、「M生花店」を見つけました。外壁だけが残っていて、窓にはベニア板が打ち付けられていました。紙切れは、ここから飛んで来たのかと思ったら、一層、北条とのつながりを強く感じました。
 どうぞ、これからもよろしくお願いします。