2012年9月15日

今日の「筑波山麓自然学校」にて

 今日は、つくば市の『筑波山麓自然学校』で、「身近な薬草を探そう」をテーマに大倉多美子先生による森の観察と講演があった。山道を歩けば、どこにでもすぐ見つかるような植物に、多くの重要な薬効があることを知り、まさに「目から鱗が落ちるような」思いだった。また、漢方医学研究の第一人者として、長い間、研究生活を続けられてきた先生のものの見方・人生の考え方の一端を聞かせていただき、自分の日頃の生活を振り返って見る契機にもなった。たいへん楽しく有意義な講座であった。

 更に、今回の自然学校では、もう一つ貴重な体験をした。先生を案内して、森の小道に入ったとたん、目の前でテンを目撃したのだ。ほんの一瞬、夏毛の黒褐色の背中と胸首の鮮やかな黄色がチラリと見えた。筑波山にテンが生息しているのは知っていた。しかし、こんな昼間から出会えるとは考えてもいなかった。しかも大勢の目の前で。何年間も筑波山中を歩き回っているが、こんなことは初めてだ。テンは、神秘的な動物で、地方によっては、道の前を横切ると不吉なことが起こるといわれている。でも、僕にとって、彼と会えたのは「超ラッキー」な出来事だったが。
 テンとは、どんな形の動物かを知ってもらうために、一年前に笠間で撮影した写真を再掲載する。結構、生々しいので、拡大して見る際は、覚悟して欲しい。

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