2013年8月27日

やさとの田んぼ

昨夜の雨のおかげで空気は透明度を増した。もう風は秋の風。田んぼも色づき始めた。その上を、アキアカネが群れをなして飛んでいる。八郷は、もう秋の気配だ。
 田んぼの形がさまざまなのは「土地整備」をしていないから。ここには霞ヶ浦用水も入っていない。山からの沢水だけで稲を作っている。もう少し経つと、小川の両側に天日干しの稲架が並ぶ。ここのお米が美味いのは、この写真を見ただけで判ってもらえるだろう。それも、あとひと月で味わえる。(写真をクリックして大きな画面で見て下さい)




3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

8月7日に33歳と9か月で突然死んでしまった息子は八郷が大好きだったようでした。「田んぼに水が入るとすっごくきれいで涙が出る」とてらいもなく言う自然の大好きな子でした。八郷から見る山並みをどんなに好きだったのか話をしたかったし、秋の田んぼを見るまで生きていてほしかったです。fj

RAMUNOS さんのコメント...

まだお若い息子様を亡くされて、さぞかしご無念のことでございましょう。お察し申し上げます。息子様の言われたように、八郷盆地は、周囲が里山に優しく抱かれていて、春、田んぼに水が入ると、キラキラと日の光が反射して、とても美しい光景が出現します。また、秋は一面が黄金色で埋まり、冬の朝は、盆地に霧がたなびいて、それはそれは幻想的な風景となります。是非、息子様の代わりに八郷盆地を訪れて、四季それぞれの美しさを息子様にご報告していただきたいと思います。

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。7月末に息子の結婚のお祝いにこんこんギャラリーで湯呑を買って以来八郷を訪れていないので、12月に入ったら初冬の八郷を見に行くつもりでおります。

息子は水戸で超多忙な会社勤めをして体調を崩していたようでしたが、1年ほど前に八郷に土地を買って農業をやりたいと、いろいろ手続きをしていたのに、退社寸前に何らかの理由で計画倒れになったようだと最近会社の方から聞いて、とても驚き、残念で残念でたまりませんでした。山歩きが大好きで筑波山や近隣の山から尾瀬、八ヶ岳などが大好きでした。八郷に住んでいたらどれほど楽しく健康な暮らしができていたことでしょうか。

すみません、人のブログにこんなプライベートな書き込みをしてしまいました。
いつも八郷の様子読ませていただいています。季節や虫や植物、食べ物まで無駄のない描写にとても感動します。息子が読んでいたらきっと「涙が出るほど感動しました」コメントするのではないかと思います。fj
fj