2016年4月11日

「やさと」の自由な空気

 
 ふと、車で八郷を走っていて、先月、越してきたばかりの若い夫妻が、「八郷はプロバンス地方によく似ている。これで斜面に葡萄畑があればそっくりだ。」と言ったのを思い出した。そういえば、南欧に長く暮らしていた友人も同じようなことを言っていた。



 確かに、「やさと」は、プロバンスのイメージに近いかもしれない。もっとも、僕は、南仏のプロバンスは訪れたことがない。ピーター・メイルのエッセイを読んだり、絵画や写真を見ただけだが、何となく彼らの言うことがわかる。・・・盆地を囲む優しい山々、なだらかな丘陵と遠くまで続く麦畑の畝、その向こうの木立、菜の花が広がる畑(ヒマワリの代わりか)、屋敷林に隠れるように点在する農家・・・。
 似ているのは風景だけではない。昔からずっと農業や果樹作りを営んでいる農家の人々、有機栽培や自給自足の生活を目指す若者、芸術や工芸などの作家、「やさと」の自由な雰囲気にあこがれて集まってきた人も多い。

 誰か、難台山か吾国山の南斜面で葡萄を栽培して、ワイナリーでも作ってくれないかな〜。気候や土質は適しているらしいよ。そうすれば、ますます似てくる。

 そういえば、瓦谷に『八郷プロバンス』という老人ホームがあったのを思い出した。なかなかのネーミングだ(笑)。






1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

久しぶりに見させて頂きました。こんなに近い所に自然いっぱい素敵な景色に囲まれてのコーヒータイム!独りじゃ行動できない私から見ると羨ましいのと尊敬?また読ませて頂きます。石岡の枝垂れ桜が綺麗だそうです