難台山の北斜面、笠間の加賀田を走っていて、森と谷津田の奥の奥、この先、本当に道はあるのだろうかと思うようなところで、「ギャラリーGALA」と出会った。
「GALA」は実に不思議な空間である。いくつもの部屋が、迷路なように繋がっていて、それぞれに陶器や版画、アクセサリー、アジアの民俗工芸品や織物、衣類、その他が展示されている。その一つひとつが優れたものばかりである(しかも驚くほど廉価だ)。聞いたら、長い間、東京と笠間でギャラリーを開いていた御夫妻が世界中から集めたものだという。更に、驚いたのは、25年の歳月をかけて、この広大な建物と空間をご主人が一人で築いたという。
遠くに佐白山が望める苔庭のデッキで、笠間や八郷のこと、共通の知人について、互いのライフスタイルなどを、夕方になるまで楽しく話し合った。
今、こうして思い出しても、場所や展示されている作品といい、そして会話の内容といい、どういう訳か現実感が希薄だ。いつの間にか、未知の不思議な空間に迷い込んでしまったような感覚・・・。この感覚が、僕はたまらなく好きだ。
これだから、知らない場所をウロウロと彷徨うのはやめられない。いつでも、どこでも発見がある。何と出会うかわからない。
これだから、知らない場所をウロウロと彷徨うのはやめられない。いつでも、どこでも発見がある。何と出会うかわからない。
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