2009年12月8日

添い寝の相手


ベットで寝ていたら、左の頬に何か暖かくやわらかなものが触れるたので目が覚めた。闇のなか、薄目を開けて見ると、僕の隣に、可愛い「女の子」が添い寝している。・・・ まるで、聊斎志異の世界だ。もっとも、僕の場合は、隣に寝ているのが狐でも幽霊でも柳の精でもなく、子猫のピーだけど。

近頃、めっきり寒くなったからか、僕が眠り込んだ後、ひとしきり小屋の中で走り回ってから、そうっと布団にもぐりこんでくる。そして、朝まで添い寝するのだ。その格好が、実に可愛い。僕の腕を枕にして、お腹を上にして気持ちよさそうに眠っているのだ。時々、夢でも見ているのか小さな声で鳴く。僕が寝返りを打っても起きない。こんな姿を見て、この小さな動物にすっかり信頼してもらっているのだと思うと嬉しくなってくる。

ここで、最近読んだ本を紹介します。それは先月25日に出版したばかりの中公文庫で、タイトルは、「猫」。 猫と暮らし、猫を愛した作家たち(井伏鱒二、谷崎潤一郎、大仏次郎、寺田寅彦、柳田國男など)が、半世紀前に、思い思いに綴った珠玉の短編集です。是非、この本を読んでいただきたい。きっと、ますます、猫が好きになるでしょう。

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