2012年10月9日

変ないきもの二つ


 2日から続いた『筑波山の自然展』も、昨日で終わり、Kさんから借りていたムササビの剥製も返した。久しぶりにのんびりした気分で庭を歩いていたら、「変ないきもの」を見つけた。一つ目は、丸くて白い玉子で、つまむと嫌らしい弾力がある。一瞬、ヘビの卵かと思ったが、この季節に産卵するはずが無いと思いなおし、勇気をだして半分に切ってみた。どうやらタマゴタケの仲間のようである。昔から、キノコや粘菌は、どことなく動物的なところがあると感じていたが、ますます、この思いを強くした。彼らは動物に成りきれない植物だ。まだ、他に2個あるので、これから何が出てくるのか見届けてやるつもりだ。

 二つ目は、裏庭の夏みかんの若葉を食い荒らしている正体が判った。模様からすると、クロアゲハの幼虫らしい。グリーンのビロードで作った縫いぐるみみたいで可愛い。垂れ目の模様も愛嬌がある。指で触ったら、匂いのする二股の紅い角(肉角)を、ニョローと出した。これで、僕を脅したつもりのようだが、結構、良い香りだし、色も美しいので、かえって喜ばせてくれる。幼いミカンの木を丸坊主にされるのも困るが、この子が羽化するまで見届けたいので迷ったが、結局、そのままにしておくことにした。



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