2012年12月24日

馬とログハウス


来年の春から、八郷がますます魅力的な場所になりそうだ。今日の午後、小田島さんを訪ねたら、近くで建設中のログハウスの現場を手伝っているというので、さっそく、僕もそこに向かった。このログハウスは、この春からログハウスビルダーの中村哲思さんが仲間たちと建てているもので、オーナーは、船橋さんである。船橋さんは、前から八郷の山麓で馬を飼っていて、乗馬姿がよく似合う人だ。以前に、二人が狢内の林から杉を伐採して、水圧で皮を剥く作業をしているところを見学させてもらったことがある。その時も、太い丸太の量に驚いたので、今度は、それが、どのように建物として形になって行くのかを是非とも見たかったのだ。足尾山の中腹にあるハンググライダーの着地を過ぎて、森を抜けると、その建物はあった。太い杉の丸太が幾重にも重なり、巨大とも思えるログハウスが、陽の光に白く輝いていた。垂木の上で何人かが作業をしている。建物を囲むように馬場が広がっていて、4、5頭ほどの馬がのんびりと歩き回っている。裏の方から、ヤギの鳴き声も聞こえる。振り返ると、はるか遠くに山並を背にした柿岡方面が見渡せる。反対側は、足尾山から連なる猿壁山の特異な姿が屹立している。なんと清々しい所だろう!なんと明るい場所だろう!

 船橋さんは、来年の春に、ここにホース・セラピーを開くことを計画しているそうだ。来客者に、馬や動物と親しみながら、お茶を飲んだりして、ゆったりとした時間を過ごしてもらうという。きっと、美しい八郷の風景と優しい動物たち、そして素敵な人たちが、現代人の疲れた心を癒してくれるだろう。今から、すごく楽しみである。






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